スマホ本体+通信料999円というCMを流しているFREETEL(フリーテル)ですが、
このプラン実は結構な罠プランだったりします。
どこを注意すべきなのか?
そもそもFREETELってどうなの?
といった疑問を解決していきたいと思います。
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FREETEL スマートコミコミ+プランとは?
スマートコミコミ+は、スマホ本体、通信量、10分かけ放題、機種変更サービスがセットになったプラン
要するに、格安SIM各社が用意している通信SIMとSIMフリースマホがセットになっているプランの事です。
FREETELの場合は「とりかえ~る」という機種変更サービスが他社では見かけないサービス。
LINE等のSNSのパケット無料が付いているのも特徴。
(1)選べるスマホ本体の種類は?
FREETELブランドのSIMフリースマホがメイン。
人気のZenFone 3シリーズ、Huawei P9 lite、VAIO Phone Aも取り扱っている。
KIWAMI 2、RAIJN、Priori 4、REI、MUSASHI
ZenFone 3、ZenFone 3 Laser
Huawei P9 lite
arrows M03
VAIO Phone A
ラインナップ的には悪くないと思う。
FREETELの機種はあまり評判は良くないけど。
(2)選べる通信プラン
FREETELには「定額プラン」と「使った分だけ安心プラン」があります。
定額プランはその名の通り、毎月の高速通信容量が決まっているもので、使った分だけ安心プランは、データ使用量によって月額料金が変わってくるプラン。
これも他社でも見かけるプラン。
スマートコミコミ+プランの場合、3年間毎月割1,080円、1年目のみスマコミ+割1,500円が適用された価格になっている。
(2-2)SNSパケット無料
スマートコミコミ+にはSNSパケット無料もセットになっています。
データ定額3GBプラン以上ならほとんど全てのSNSやポケモンGOのパケットが無料。
LINE通話、ビデオ通話、動画などの大量のパケット通信が必要なものは対象外になっているので注意。
(3)10分かけ放題
「FREETELでんわ」アプリを使用する事により、10分間国内通話がかけ放題になります。
アプリがプレフィックス番号を自動で付けてくれるので、通常電話と同じように利用出来るはず。
これも他社で採用されているかけ放題プランと同じでしょう。
(4)機種変更サービス「とりかえ~る」
機種変更サービスはFREETEL以外では見かけない変わったサービス。
契約後1年が経過すると残金の支払い無しで機種変更が出来る
スマートコミコミ+を契約後、1年が経過すると残金の支払いをせずに他の機種に機種変更が出来るようになります。
ただし機種変更時は前の機種を返却する必要がある。
端末を破損した場合は、契約から1年半が経過していれば残金の支払いをせずに他の機種に機種変更が出来るようになります。
FREETEL スマートコミコミ+プランの罠とは?
分割支払い時の端末価格が異常に高く設定されている!
FREETELが宣伝している999円プランを実現するには、Priori4を買う必要があります。
Priori 4の一括価格は「14,800円(税別)」税込で15,984円 です。
Priori 4の分割支払い価格は38,088円(税込)と定価の倍以上の設定なんだけどなんだこれ?
スマートコミコミ+プランでPriori 4を選ぶと、
月々の支払い:1,058円(税込)x36回=38,088円(税込)
このようにPriori4定価(15,984円)の倍以上の価格設定になっているが、補足として小さく書かれているだけなので気付かずに契約する人が多いはず。
一番定価が高い「KIWAMI 2」の場合、
定価53,784円(税込)が2,700円x36回=97,200円(税込)になる。
機種変更サービス「とりかえ~る」を利用する事前提の価格?
12ヵ月利用すると残金を支払わずに機種変更出来るから問題無いのでは?とも思えるが、実際はどうなんだろう?
Priori4を12ヵ月利用した場合の支払い金額
1,058円(税込)x12=12,696円
15,984(一括価格)-12,696円(12ヵ月分の支払い額)=3,288円
一括で買った場合と比較して3,288円お得になっているが、機種を返却する必要があるので3,288円で買い取って貰うという風に考えるならアリ?
下に書いているキャッシュバックを考慮するともう少し上がる。
毎月割、スマコミ+割を考慮すれば高くないのか?
スマートコミコミ+プランの場合、3年間毎月割1,080円、1年目のみスマコミ+割1,500円が適用された価格になっている。
1年目はSIMの100MBまで月額1,058円のみの支払いなので、機種代金は0円と考える事が出来る。
2年目からはスマコミ+割の1,500円が無くなるので高くなる。
キャッシュバックキャンペーンを利用する事でPriori 4なら5,000円キャッシュバックになる
機種によって差はあるが、5,000~20,000円のキャッシュバックがある。
これを利用する事で前の機種が残らなくても良いならそれほど悪くないように見える。
要するに12ヵ月毎に機種変更を行い、3年契約を継続しないとお得にならないという事
機種変更をした場合、新たにスマートコミコミ+の契約が始まるので36回分の支払いが始まります。
他社に移動しにくくする為の囲い込み戦略ですが、途中解約した場合どうなるのか?
「スマートコミコミ+」の仕様変更について
https://blg.freetel.jp/news/19065.html?_ga=1.164565501.393628781.1492913711
スマートコミコミ+を解約した場合の規約が苦情によって変更された。
変更前
①割賦契約期間中の解約は割賦残債全額を一括でお支払い
変更後
①割賦契約期間中の解約は割賦残債全額を一括でお支払い
②当社が端末及び付属品を割賦残債50%分の金額にて買取(お客様任意/故障端末を除く)
変更前はかなりやばかったですね(笑)
割賦残債全額を一括で支払う事になるが、規約変更により、端末及び付属品を割賦残債の50%分の金額で買取りになった。
これならそれほど悪い条件じゃないと思う。
FREETEL スマートコミコミ+プランは本当に罠なのか?
ニュースサイトを見るとかなり批判されているが
今回のスマートコミコミ+は様々なメディアやユーザーから批判されているんだけど、個人的にはそんなに言う程悪いか?と思う。
(苦情により何回か規約の変更があった事も影響している)
機種代金の分割価格が高く設定されているが、割引とキャッシュバックで相殺されている。
これを考慮すると1年間は通信料のみで利用出来るので悪くないと思うんだよね。
その後機種変更を続けた場合に割引がどうなるかは分からないけど。
FREETELが消費者庁から措置命令を受けた事も影響しているのだろうか
「業界最速に合理的根拠なし」、消費者庁がFREETEL SIMに措置命令
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1056340.html
消費者庁は21日、プラスワン・マーケティングの格安SIMサービス「FREETEL SIM」について、景品表示法に違反するとして、同社サービスをアピールする文言を修正するよう措置命令を下した。
FREETELは「業界最速」とか「SNS通信無料」を大きく宣伝していたが、根拠が無いと消費者庁から措置命令を受けた。
国民生活センターによると格安スマホのトラブルが2016年度に前年度2.8倍になったと発表されたので、そういった面からも厳しく見られているのでしょう。
最後にFREETELと楽天モバイルを比較してみよう!
FREETEL、楽天モバイルを2年間利用した場合の料金を比較してみます。
間違っていても苦情は受け付けません。
FREETEL(スマートコミコミ+使った分だけ安心プラン)
全て税込み。
機種:Priori4
初期手数料:3,240円
月額料金:1,058円(高速通信容量100MB)
※これ以上料金が上がらないように低速モードで利用する事を前提とする。
1年目:3,240+(1,058×12)=15,936円
2年目:2,558×12=30,696円
キャンペーン
5,000円キャッシュバック
合計:46,632-5,000=41,632円
※2年目がこれで合っているかどうかが分からない
2年で解約したとするとPriori4の残債を一括支払いする事になる
1,058×12=12,696円
12,696-6,348円=6,348円(残債の50%で買取り)
2年間の維持費合計:41,632+6,348=47,980円
楽天モバイル(ベーシックプラン+5分かけ放題)
全て税込み。
機種:ZenFone Go(一括3,002円)
初期手数料:3,665円
ベーシックプラン:1,350円
※ベーシックプランは低速モードのみなので条件は同じ
5分かけ放題オプション:918円
1年目:3,002+3,665+(2,268×12)=33,883円
2年目:2,268×12=27,216円
キャンペーン
5,555ポイントプレゼント
初月月額基本料金無料
2年間の維持費合計:61,099-5,555-1,350=54,194円
2年で解約したとすると支払いは無し
楽天モバイル通話SIMの解約金は12ヵ月以降は0円なので2年間利用した場合の支払いは無し。
価格的にあまり差が無いなら楽天モバイルの方がオススメ出来る!
FREETELの機種は完成度が低く評判が良くない
Priori4もタッチパネルの精度、バッテリーの持ち等で不満を見かけます。
最新機種のRAIJNも不具合が多く評判が悪い。
FREETEL以外の機種を選ぶなら悪くないと思いますが、機種の選択肢が少ないので、FREETEL自体があまりオススメ出来ない状況です。
実行速度的にも低下しているにも関わらず業界最速というCMを流したりするのも良くない。
2016年は速かったようだが、2017年に入ってからは遅くなっているという口コミを見かける。
ただこれは格安SIM全般にも言えるんだよね。
ユーザーの増加速度を上回る回線増強が出来る会社はそれほど多くない。
格安SIMで速度を維持する事はかなり難しいと思う。
楽天モバイルなら機種の選択肢が多い
楽天モバイルは選べるSIMフリースマホの種類が多く、キャンペーンも充実しているのでいつ買ってもお得
⇒楽天モバイルスプリングキャンペーン開始!どれがオススメ?【Huawei nova lite、honor 8、ZenFone 3 Maxが安い】
回線速度はそれほどでも無いと言われているけど、増強は積極的に行っているので改善されて行くでしょう。
回線速度重視ならそもそも格安SIMは選ばない方が良いと思う。
○○が遅い、速いとかそんなのはその人の居住地や使い方によるので一概には言えない。
回線速度重視ならワイモバイル一択!
⇒ワイモバイルSIMと格安SIMどっちが良い?iPhoneは使えるのか等を詳しく解説【Y!mobile】
ワイモバイルは格安SIMとキャリアの中間的な存在です。
回線速度的にはソフトバンクと同等なので最も安定していて料金面でも安い。
弱点もあるもののオススメ度は高いです。