CM効果でユーザー数が増加してきている「UQ mobile」
これまでUQ mobileは、「隠れた良MVNO(格安SIM)」という存在でした。
しかし、2016年秋からのCM攻勢によって知名度がアップ。
auのサブブランドだけあって回線速度も速く、ドコモ系格安SIMが速度面で不利になってきている事もあり、契約数が増えてきています。
格安SIMは速度面で不安が出る事が多いので、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルかauのサブブランドであるUQ mobileどちらかを選ぶと不満は出ないでしょう。
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UQ家族割とは?
UQ家族割の概要
家族で対象料金プランを複数契約すると、2回線目以降の基本料金が毎月500円割引になるサービス。(最大9回線までの子回線が割引対象)
UQ家族割期間
2017年6月8日~
対象
- 同一姓・同一住所の家族を対象とします。相違がある場合は家族であることを証明する書類の提出が必要となります。
証明書類の例:「健康保険証」「住民票(続柄記載があるもの/事実婚は「未届」記載)」「戸籍謄本(続柄記載があるもの)」 - 本割引は、親回線、子回線共に、ぴったりプランS/M/L、おしゃべりプランS/M/Lにご加入の個人名義の契約である場合に限ります。
申込方法
全国のUQ mobile取り扱い店:店頭で受付
オンラインショップの場合:契約完了後にUQお客さまセンターへ連絡する
UQお客さまセンター:0120-929-818(9:00~21:00)
UQ家族割のポイント
- 一人で加入する場合は特に恩恵はないが、家族で加入するとお得になる
- 同一姓、同一住所の家族が対象なので注意
- 各プランの月額料金は14ヶ月目以降+1,000円になる
UQ mobileのオススメポイントは?注意点も解説
UQ mobileの料金プランは他社より特に安いというわけではない
UQ mobileの料金プランは主に3つ。
・プランS(1,980円/月、2GB/月、国内通話5分かけ放題 or 60分/月)
・プランM(2,980円/月、6GB/月、国内通話5分かけ放題 or 120分/月)
・プランL(4,980円/月、14GB/月、国内通話5分かけ放題 or 180分/月)
ライバルであるワイモバイルのプランと価格は横並びになっています。
データ容量も同じ。
ただしワイモバイルは国内通話10分無料となっている。
UQ mobileの初期費用と年間利用料金(税込)
例:プランS(2GB)+5分かけ放題
★1年目の料金
SIMパッケージ料金:3,240円
プランS:2,138円 x 12ヶ月
1年目合計:28,896円
★2年目の料金
プランS:3,218円 x 12ヶ月
2年目合計:38,616円
2年間の利用料金:67,512円
キャリアと比較すると、毎月7,000円以上掛かる所が2~3000円になるのでかなりお得になります。
回線速度は下に書いているようにau本体とほぼ同等。
データ容量は20GBプランがあるauには勝てませんが、6GB程度で十分ならUQ mobileの方がオススメ出来ます。
UQ mobileの利点は回線速度の速さ
UQ mobileはauのサブブランドです。
au本体とほぼ同じ回線を使う事が出来るので、キャリアとの速度差がほとんどありません。
同じau系MVNO(格安SIM)と違って回線速度が速い。
ただしこれは他社からすると、同じ回線利用料金を支払っているのに速度が違うというのは不公平だという苦情が出ているので、そのうち速度が低下する可能性があります。
UQ mobileがau本家級の速度、mineoとIIJmioは昼時が鬼門――「格安SIM」の実効速度を比較(au&Y!mobile回線4月編)
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1705/22/news046.html
この記事を見るとよく分かりますが、同じau系MVNOのmineo(Aプラン)、IIJmio(Aプラン)よりもUQ mobileの方が速い。
特に、混雑する時間帯(ランチタイム)はより顕著に差が出ている。
mineo、IIJmioの下り速度は0.4~0.9Mbpsとかなり低速になっているのに、UQ mobileはau本体とほとんど変わらない46Mbpsも出ている。
これは回線速度に定評があるY!mobileをも超える速度。
いくらauのサブブランドと言っても速すぎると思う(笑)au本体と同じ回線を使ってるんじゃないの?
さすがにこれはmineo、IIJmioから苦情が来るのも分かる。
UQ mobileとY!mobileどっちが良い?
(1)UQ mobileとワイモバイルの2年間の維持費比較
UQ mobileの初年度費用(新規・MNP・機種変更)
プラン:プランS(2GB)+5分かけ放題
★1年目の料金
SIMパッケージ料金:3,240円
プランS:2,138円 x 12ヶ月
1年目合計:28,896円
★2年目の料金
プランS:3,218円 x 12ヶ月
2年目合計:38,616円
2年間の利用料金:67,512円
Y!mobileの初年度費用(新規・MNP)
プラン:スマホプランS(2GB(1GBが2倍))+10分かけ放題+Yahooプレミアム
キャンペーン:
ワンキュッパ割(新規・MNP時に1年間基本料金1,000円引き)
データ容量2倍キャンペーン(新規・MNP)
★1年目の料金
契約事務手数料:3,240円
プランS:2,138円 x 12ヶ月
1年目合計:28,896円
★2年目の料金
プランS:2,138円 x 12ヶ月
2年目合計:25,656円
2年間の利用料金:54,552円
※ワイモバイルは「スマホプラン割引」があるので、加入月より25ヶ月間、基本使用料から最大1,000円割引になる。
そのため2年目も料金は上がらない。
2年間の維持費はワイモバイルの勝ち!付属サービスも強力
UQ mobileとワイモバイルの初年度費用は同じ。
データ容量も2GBと同等。
ワイモバイルは国内通話10分かけ放題になっているので上。
Yahooプレミアムも付いてくるのでYahoo!ショッピング、LOHACOで買い物とする人はTポイントが5倍になるのでお得。
2年目に入ると、UQ mobileは基本利用料金が1,000円上がるが、ワイモバイルは加入より25ヶ月間1,000円割引があるので変わらない。
この分が差になってワイモバイルの方が2年目の利用料金が安くなる。
ワイモバイルにも家族割がある
UQ mobile対抗プランとも言える2台目以降500円引きが開始されました。
UQ mobileとの差はない。
家族のスマホまとめてキャンペーンも同時に適用可能
スマートフォンを複数回線契約すると5,000円還元となるキャンペーン。
家族割との併用も可能なのでUQ mobileより割引率は高い。
(2)UQ mobileとワイモバイルのサービス内容比較
UQ mobileはau回線を利用した格安SIM
UQ mobileはauの子会社だけあって回線速度に定評があります。
mineo、IIJmio等のau回線を利用したMVNO(格安SIM)よりも回線速度は速い。
UQ mobileの対応機種
auで販売されている端末なら基本的にSIMロックを解除しなくてもそのまま利用可能。
SIMフリー機、ドコモ、ソフトバンク等の機種をSIMロック解除した場合も利用可能。
ただし、古い端末や対応していない端末もあるので公式サイトで対応状況を見た方が良いです。
UQ mobileの回線速度
IT mediaが定期的に行っている速度調査を見る限りワイモバイルよりも高速と言える。(ワイモバイルも低速というわけではない)
auとほぼ同等の速度が出ているので速度面での不安は無いでしょう。
ただし今後どうなるかは不明。
UQ mobileがau本家級の速度、mineoとIIJmioは昼時が鬼門――「格安SIM」の実効速度を比較(au&Y!mobile回線4月編)
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1705/22/news046.html
UQ mobile取り扱い店舗数
全国2434店舗(2017年6月時点)
コジマ、ヤマダ、Wonder GOO等で取り扱っているので販売網は広い。
ワイモバイルはソフトバンク回線を利用した格安SIM
Y!mobile(ワイモバイル)はソフトバンクの子会社です。
ソフトバンクのサブブランドなので回線速度はソフトバンクとほぼ同等。
格安SIMよりも高速な事を売りにしています。
しかし、auとソフトバンクを比較すると回線品質はauの方が上です。
地方でのつながりやすさも上でしょう。
ワイモバイルの対応機種
ワイモバイルはソフトバンクの機種をそのまま利用する事は出来ません。
ワイモバイルで販売されている機種はそのまま利用可能。
SIMフリー機、ドコモ、au、ソフトバンク等の機種をSIMロック解除した場合は対応バンド次第で利用可能。
ワイモバイルはauよりも対応機種に難があるので、公式サイトで対応状況を見た方が良いです。
ワイモバイルの回線速度
他の格安SIMと比較すると高速で安定感がある。
UQ mobileとの差はそれほど無いでしょう。利用地域、環境によっても差は出るだろうし。
格安SIMに速度を求める場合はワイモバイルかUQ mobileを選んだ方が良いです。
料金面でも他の格安SIMとの差はそれほど無いのでオススメ度は高い。
ワイモバイルの取り扱い店舗数
全国1,000店舗以上(2017年6月時点)
ワイモバイルの場合は「ワイモバイルショップ」という専門店があるのが特徴。
キャリアショップのようなサポートが可能となっているので、格安SIMと比較するとサポートは充実しています。
UQ mobile、Y!mobileをオススメ出来る人出来ない人
UQ mobileをオススメ出来る人
auのスマートフォンを持っている人(比較的新しい機種)
回線品質の良い格安SIMが使いたい人
auの電波は入るが、ソフトバンクの電波が入りにくい地域の人
UQ mobileに対する個人的な感想
UQ mobileの強みは、格安SIMでありながらau本体と変わらない通信速度が出るという所。
この状況でauの存在意義はあるのか?と思ってしまいますが、結局の所、auからUQ mobileに移動されても同じau内での移動でしかないので、auとしては損は無いという事。
他社へ移動される事を避ける為に敢えてUQ mobileの知名度を上げていると言っても良いでしょう。
ただし、UQ mobileの回線速度は同じau回線を利用しているmineo、IIJmio等から苦情を受けているので今後はどうなるか分かりません。
そりゃ当然ですよね、回線使用料を支払っているのにUQ mobileだけ高速なのは納得行かないでしょう。
ワイモバイルをオススメ出来る人
ワイモバイル独自で扱っている機種が欲しい人
SIMフリースマホを持っている人(対応状況による)
回線品質の良い格安SIMが使いたい人
ソフトバンク、ワイモバイルの電波が入りやすい地域の人
ワイモバイルに対する個人的な感想
ワイモバイルは、キャリアと格安SIMの中間的な存在として契約数を伸ばしてきました。
10分かけ放題も最初から導入されているし、学割に対応している格安SIMは珍しい。
安さでドコモ系格安SIMに押されていましたが、ドコモ系格安SIMは飽和状態にあり、回線速度に問題があるケースが増えてきました。
特にランチタイムはほとんどの格安SIMが低速になっている状況です。
そんな中、ワイモバイルは速度低下がほとんど無いという事をアピールして再び注目されてきています。
UQ mobileとの速度比較では若干UQの方が上かな?という状況ですが、大きな差ではないし、UQと比較して料金が安くキャンペーンも充実しているのでコスパは高いです。
ワイモバイル独自の機種(Android Oneシリーズ)の存在も大きいので個人的にはワイモバイルを推したい!