iOS9で実装されたWi-Fiアシスト機能がアメリカで訴訟問題に発生中!
wifiアシストとは?wifi切断の原因とは?を解説します。
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Wi-Fiアシストとは自動的に3G、4GLTE通信を行う機能
「Wi-Fiアシスト」は、iOS9から実装され機能です。
無線LAN(wifi)での通信状況が悪くなると自動的に3Gや4GLTEに切り替わるという機能になっています。
普通に考えると、wifiが繋がらない環境なら無理に弱いwifiの電波を使うより、3Gや4GLTEに切り替わった方が良いんじゃない?って思いますよね。
ですが、パケット容量に制限がある中で自動的に3G、4GLTEの通信を行ってしまう為、勝手にパケットを消費してしまいます。
この問題でアップルが集団訴訟されています。
原告側は、ユーザー側に3G/4GLTEへ自動的に切り替わる事を明示しなかったことで想定よりもデータが多く消費されると主張しているそうです。
請求額は500万ドル(約6億円)と高額です。
Wi-Fiアシストの本来の使用用途
Appleが想定した本来のwifiアシストの使用用途は、wifiのアクセスポイントを離れても通信を途切れさせない事を目的としていました。
この機能の発想は悪く無いと思いますが、画面上では今wifiを使用しているのか、3G/4GLTEどちらの電波で通信を行っているのかが分かりません。
この為、使用者はwifiを使っているつもりが知らないうちにパケット容量を消費しているという事態が発生します。
iPhoneで音楽ストリーミングやビデオ等を観ている人は多いので、知らないうちに大量のパケットを消費してしまいます。
格安SIMでは特に注意が必要!
格安SIMでは、例えばIIJmioの場合だと3日間の通信量が336MBを超えた場合に規制が掛かる場合があると書かれています。
ドコモ等のキャリアでも3日間で1GB~3GB以上使用すると制限が掛かる場合があります。
Wi-FiアシストをONにしていると、知らないうちにパケットを消費するので危険です!
iOS9を使用している方は、念のためWi-Fiアシストをオフにしておきましょう。
Wi-FiアシストをOFFにする方法
設定>モバイルデータ通信をタップ
「モバイルデータ通信」の一番下に「Wi-Fiアシスト」があるのでオフにしましょう!