日本の漫画コミックス、雑誌を違法アップロードし閲覧可能にしていた「漫画村」が
2018年4月11日にアクセス不能になりました。
カナダのハーレイクイン、集英社、小学館、講談社等の多数の出版社が行っていたDMCA申請(デジタルミレニアム著作権法)が通ったようでGoogleの検索結果からも消えています。
そして漫画村の移転サイト?「漫画タウン」が出現!
どうなる漫画違法アップロードサイト対日本政府。
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違法アップロードサイト「漫画村」が遂に閉鎖?
「漫画村」は日本の漫画、雑誌を違法アップロードし、誰でも読める様にしていたいわゆる海賊版サイトです。
発売されたばかりのコミックス、雑誌が日々更新され続けていた事からSNS等で有名になり、その後社会問題としてニュースでも取り上げられた事からアクセス数が激増した。
漫画村のアクセス数は2018年3月時点で1億7450万もあった!
2017年10月から半年で倍のPVに急成長。
この手の違法サイトはアダルト広告で稼ぐタイプが多いけど、漫画村も同様にアダルト広告やら出会い系等広告が大量に配信されていた。
1億7450万PV/月なんていうとんでもないPVと高単価のアダルト広告を考えると毎月数千万円単位の収入があったのではないかと予想出来る。
逮捕されたジャンプネタバレサイトが3年間で約3億円もの広告収入があったようなので、よりサイト規模の大きい漫画村は毎月億単位の収益があってもおかしくない。
(ただの予想なので実際どうなのかは不明)
日本政府が違法サイトのブロッキングを実施する方向で動き出した
https://mainichi.jp/articles/20180406/k00/00m/010/174000c
日本政府は三つの海賊版サイトの具体名を挙げ接続業者(プロバイダー)にサイトブロッキングを要請すると発表。
かなり乱暴なやり方で海賊版サイトのアクセスを遮断しようとする日本政府。
これが実施されると政府が違法と判断したら何でも情報を遮断出来るという事になりとても危険なやり方でしょう。
一般社団法人インターネットユーザー協会等から緊急提言が発表される
政府による情報遮断の典型例に
特定サイトへのアクセスを政府からの要請でISP(インターネットサービスプロバイダ)に遮断させるブロッキングは、全ての通信を監視し特定サイトへのアクセスを選別する手法以外では実現されません。これは国民の憲法上の権利である通信の秘密を侵害し、電気通信事業法とも齟齬を来たします。
政府による海賊版サイトへのブロッキング要請に反対する緊急声明
海賊版サイト等の取締はしっかり行っていく必要があるけど、サイトブロッキングという乱暴な手段を用いるのは今後様々な問題を引き起こす引き金になると思う。
特定のURLをブロッキングした所で海賊版サイトはドメインを変えて何度でも復活するだろうからあまり意味がないでしょう。
漫画村が2018年4月11日に遂に閉鎖?
現時点ではアクセスすると「Bad gateway」というエラーが出るようになっている。
単純にアクセス過多の状況とも言えるので閉鎖したかどうかは不明。
海賊版マンガサイトの漫画村、ようやく閉鎖かな?エラー画面をツイートしてる人多いようだけど、こんなふうにあなたのIPアドレスは漫画村側にも筒抜けだし、スクショを晒すことで全世界にあなたのIPアドレスが開陳されるので、どうしても晒したい場合はせめてマスクしよう。 pic.twitter.com/2n2B5u0yPA
— Blogger Watchdog (@problogger_jp) April 11, 2018
↑上のBad gatewayのスクリーンショットの下に自分のIPアドレスが出るのは罠なので注意!
アホな人はスクショをtwitterとかで上げて自分のIPアドレスを晒してしまう仕組み。
漫画村はgoogleの検索結果からも消えた
4/11に漫画村はgoogleの検索結果から消えました。
これはカナダのハーレイクイン等の出版社からDMCA申請(デジタルミレニアム著作権法)が反映された結果のようです。
集英社、小学館、講談社等の日本の出版社も申請していた模様。
漫画村公式twitterはパンク状態とtweetしている
DMの量がすごいからツイートで返信するクマ!
今日、明日では再開しないクマ!
みんなが漫画村に入村してくれたおかげで村はパンク状態クマ!もう少し待っててほしいクマー!
— 【公式】らりっくま@漫画村 (@mangamrarikkuma) April 11, 2018
このアカウントが本当に運営の物かどうかは全く不明。
「漫画タウン」という新サイトが出現!?
漫画タウン【公式】というtwitterアカウントが現れる
アカウントがいつ消えるか分からないのでスクリーンショットで掲載。
このアカウントは2013年3月からあるようなので最近作った物ではない模様。
本当に漫画タウン運営のアカウントかどうかも分からないけど。
「漫画村が漫画タウンとして復活したよ。村から町に成長。」とふざけた事を言って日本政府を煽りまくる!
漫画タウンのアクセス数を見ると最近作られたサイトではない模様
2018年3月時点で155万PVなので漫画村と比較すると少ないが、一般的にはアクセスは多い方である事が分かる。
漫画タウン関連tweet
クレしん連載している「まんがタウン」、違法漫画サイト「漫画タウン」に迫真の抵抗 pic.twitter.com/KMWXKoQ3Gb
— (エセ)紳士トラブル (@urustar1208) April 12, 2018
漫画村の次が正確には漫画タウンなんで違法じゃない漫画街に風評被害がいかないように気をつけて pic.twitter.com/eyCpi6ZBFd
— しぐれ (@ShiguR3) April 11, 2018
名前が似ているサイトに迷惑が掛かっている模様。
サイトブロッキングなんかやるくらいならIT系の捜査に金出すべきであって、
漫画村運営が星野ロミだと突き止め、サイトブロッキングより何より漫画村を追い詰めた @CheenaBlog が友人に借りた5000円返せないみたいな貧困に陥ってるの、本当に異常なんだよな。
— 知育玩具@春のIPA落ちそう (@goodstoriez) April 12, 2018
これは同意。
漫画村が閉鎖されたと思ったら漫画タウンとして復活?政府の検閲との戦いは続く!まとめ
日本政府が強引にサイトブロッキングを行うのかに注目
特定のURLをブロッキングした所でドメインを移されるだけ。
いたちごっこを続けてまで憲法違反となる可能性のあるサイトブロッキングを行うのだろうか?
【重要】政府が進める海賊版サイトのブロッキングの件でMIAUと主婦連で緊急声明出しました。最大の問題は法・技術・社会的リスクを冒してブロッキングしても大元の海賊版サイトは消えず著作権者の財産権が回復されるわけでもないことです。ぜひ皆様この問題を広めてください。https://t.co/MTxC9oUBu7
— 津田大介 (@tsuda) April 11, 2018
法的根拠がなく、憲法違反になりかねない要請を政府が民間に対して行うようでは、法の支配を尊重する自由主義国家ではないと世界に公言するようなもので、とても恥ずかしい。ISPによるブロッキングを実施している国は40カ国以上あるが、少なくとも西側諸国では、議会での立法を経ているか、裁判所の判決に基づいている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180412-00000022-zdn_n-sci
この問題は今後も注目していきたいと思います。