NTT docomoは、MNPで大金を稼ぐ「MNP長者」対策を行うようです!
MNP長者、MNP乞食とは何なのかを解説します。
目次クリックで項目へ移動します
2015年9月1日から割引適用条件が変更!
NTT docomo 2015年8月28日リリースのお知らせによると・・・
https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/150828_00_m.html
従来は割引適用回数に上限を設けておりませんでしたが、適用回数に上限を設け、割引適用回数が当社の定める一定基準を超えた際は、割引適用の対象外とさせていただきます。
■適用回数に上限を設ける主な割引
- 月々サポート および 月々サポートを増額するキャンペーン
- 家族まとめて割
- のりかえボーナス
- 端末購入サポート 等
新規契約、他社からの番号ポータビリティ(MNP)によるお乗りかえ時の、携帯電話機購入時の各種割引を対象とします。
これはどういう事かと言うと、MNP制度を使って携帯電話会社を渡り歩く事を何度もやっている人には割引制度は適用させませんよ!という事ですね。
上限回数は分かりませんが、私もやっていますが、2年契約更新時に他社へ移動する程度だったら問題無さそうですね。
主な狙いは「MNP長者」対策
MNP制度は以前から問題がありました。
MNPは電話番号をそのままに他社へ移動するシステムですが、これはつまり、
「他社から顧客を奪える」という事なので、転入・転出数で順位争いをしているキャリアにとって一番重要な顧客でした。
そのため、各社は既存客を放置し、MNPには過剰なキャッシュバックや割引を餌を設定し、客の奪い合いをしていました。
MNP長者ってどの位儲かってたの?
こういうPOPを家電量販店等でよく見かけましたよね!
キャリア各社が争いを続けうるちに、キャッシュバック額の増加、携帯端末一括無料化など、まるで以前の牛丼戦争並に価格競争が激化していきました。
そして、このシステムを利用した「MNP長者」も出現。
キャッシュバックや携帯端末無料化を利用し、大量の電話番号を保有した「MNP長者」がキャリア各社をMNPでぐるぐる回るという行為が多発しました。
このMNP長者達の動きは2ch等で見たことがあります。
数十台、中には数百台を使い、家電量販店やキャリアショップを回ってMNP時のキャッシュバックが大きい端末や一括無料の端末を狙う人達が多くいました。
正確な金額ではないですが、当時のキャッシュバックは1万、2万は普通にあったので(商品券という場合もあった)端末を売っても、iPhone5とか5sの16GBだと3~5万円位だったはず。
予想ですが、「MNP長者」クラスは普通に数百万の利益が出ていたのではないでしょうか。
キャリアの契約は基本2年間となっており、2年以内にMNPをすると、罰金を取られます。
docomoの場合は約1万円だったと思いますが、この金額はMNP時のキャッシュバックの方が大きかったりするので全然問題ありませんでした。
一括無料で手に入った端末はオークション等で売却すると更に利益が出るし・・・。
iPhoneなどは特に高く売れる上に、キャリアが一括無料にする事も多かったので、相当稼いだ人もいるんでしょうね。
au、softbankはどう動くのか?
docomoのこの動きに追従するのか、あえて乗らないのか?
どうなるんでしょうね。
個人的な感想としては、私のように2年ごとにMNPを利用して携帯料金を節約しようとしている人には問題無いと良いなあと思っています。
不公平なシステムは無い方が良いですが、格安simことMVNOも流行ってきている事ですし、キャリア各社も無駄なキャッシュバックや報奨金制度をやめて、ユーザーに還元してくれた方が良いですね。
各キャリアのスマホの最低利用料金が7000円を超えるというのは高すぎると思うので、せめて5000円位になって欲しいものです。