2017年12月に海外メディアが指摘した
「古いiPhoneのiOSをアップデートすると性能が低下する」
という問題について、Appleは12月28日に説明文を掲載しました。
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Appleは古いiPhoneの性能を意図的に低下させて新機種を買わせようとしている?
2017年12月に発覚したiPhoneを長く使うと性能が低下する問題
ユーザーの間で話題になっていた
「古いiPhoneのiOSをアップデートすると性能が低下する」という問題。
訴訟問題にまで発展していましたが、Appleが公式にこの問題についての説明を行いました。
iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、お客様にお伝えしたいこと
Appleによると
・バッテリーが劣化した状態で負荷が掛かるとiPhoneがシャットダウン(落ちる)という問題があった
・この問題に対処する為iOS10.2.1でピーク負荷時の電力管理を向上させて対処した
・対策によってシャットダウンを減らすことが出来た
・しかしバッテリーが劣化した状態では本来のパフォーマンスが発揮されない事も事実
最初は、「Appleが意図的に古い機種のパフォーマンスを落として新機種を買わせようとしていた」という情報が出ていましたが、実際はバッテリー劣化時のシャットダウン問題に対処した影響だったという事です。
2017年1月リリースのiOS10.2.1で導入された最大パフォーマンス制御の影響
2016年にiPhone6、6sシリーズが突然シャットダウンするという問題が発生し、Appleは特定の製造時期の端末のバッテリーを無償交換する対応を行いました。
その後、iOS10.2.1へのアップデートでシャットダウン問題は解決したとされています。
このiOS10.2.1で行われた最大パフォーマンス制御の影響で、iOSをアップデートするとiPhoneの性能が低下すると言われるようになったようです。
つまり、劣化したバッテリーを交換しない限り本来のパフォーマンスは発揮されないという事です。
Appleはお詫びとしてバッテリー交換費用を8800円から3200円に減額すると発表(2018年12月まで)
iPhoneのバッテリー交換をするなら2018年内に!
日本でも3200円(税別)でバッテリー交換が可能になりました。
対象機種:iPhone SE、iPhone6/6 Plus、iPhone6s/6s Plus、iPhone7/7 Plus、iPhone8/8 Plus、iPhone X
iPhoneのバッテリー交換をするには?
(1)「Appleサポートへのお問い合わせ」を開く
(2)Apple IDでログイン後機種を選び「バッテリー、電源、および充電」を選ぶ
(3)「バッテリー交換」を選ぶ
(4)「サポート方法」を選ぶ
例えば「持ち込み修理」なら店舗を選択して日時を予約して持ち込む事になります。
これで問題ないはずですが、バッテリー交換代金が本当に安くなるかを問い合わせてみてからの方が良いかもしれません。
対象機種はiPhone 6以降なので注意!
iPhone 5s等は対象になっていません。